• テキストサイズ

心の開き

第7章 心の高鳴り



「………いやいやいや!別にそんなわけじゃないって!」




黒子「それに伊月さんはいつも優里さんの顔を見ると顔が緩んでいます。」




おいおいおい。



どんだけ鋭い観察力なんだよお前は!



しかも俺優里ちゃんの前では顔が緩んでるのか。



それだけは自分でも知らなかったわ。



黒子「別に好きという感情を隠さなくてもいいではないですか。
   人を好きになることはいいことです。」



「…いや。好きかどうかはわからないんだが、優里ちゃんが笑顔だと俺…ドキドキするときあるんだよ。それに本人の事を考えたりしてさ。俺どうしたんだって突っ込むぐらいさ。」



黒子「……以外に伊月さんって鈍感なんですね。」



なんか黒子にきっぱり言われてしまった。


しかも真顔で。


いつもの黒子じゃないよーな(*_*;



黒子「それが恋っていうものなんですよ。したことないんですか?」



「恋するって言われても、俺好きな人できたこと一度もないからさ。」



黒子「そうなんですね。もう一度いいますがそれは恋です。しっかり自覚してくださいね。」



「お、おう。」



なんか後輩に教えられてしまった。

俺情けねー。

でも黒子のおかげでこの気持ちを知ることができた。

それには感謝をしないと。


「ありがとな。黒子。」



黒子「いえ…。では僕は一旦体育館に戻るので、ここで失礼します。事情はまた伝えておきます。」



「すまんな。じゃーヨロシク!」



そして黒子はそのまま行ってしまった。











……これが恋なのか。







俺の初恋…。
/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp