第5章 決心…そして驚き
…みんな驚いてる。
ま、無理もないか。
こんなに変わってしまったんだから。
それより
「つかお前から始めればいいやんか。
別に私からディフェンスでもいいけど。」
黄瀬「ここはレディーファーストっす。
俺がディフェンスからでいいっす。」
…へぇ〜。なめた口言うじゃない。
「そんなこと言って、あとから後悔してもしらねーからな。」
黄瀬「大丈夫っす!」
そんなコッタで始まった。
(まず攻めるか。)
そう言って抜こうとしたが、黄瀬はしっかり守っている。
…確かに成長はしてるね。でも!
そのままバックステップをし
そのままスリーを打った。
私もそんな動きは遅くないんで。
私の放ったボールは綺麗にループを描き、ゴールに入った。
…私が勝った。
黄瀬「も〜!一瞬で終わったっす!
もう一回っす!」
「回数はいってなかったでしょ?一回で十分です。」
私は普通の自分に戻った。
…うわぁ〜。みんな私のこと見てるよ〜。
これちゃんと事情後で言わなきゃいけないですね。
黄瀬「やっぱ優里っちは強いっすわ〜。まだ勝てる気がしないっす。
…それより。」
黄瀬くんは火神くんの方を向いていった。
黄瀬「これはちょっとなぁ〜。」
黒子くんと私を見ていった。
黄瀬「こんな拍子抜けじゃ帰れないっすわ。
…やっぱ黒子っちと優里っちをください。
また一緒にバスケやろうよ。」
突然の言葉にみんなはびっくりしていた。
「ちょっと黄瀬くん何言ってるの?」
黄瀬「マジな話、黒子っちと優里っちを尊敬してるんっすよ!
正直ここは宝の持ち腐れだって!」
…ちょっと黄瀬くん。言い方考えなよ。
黒子「そんなふうに言ってもらえるのは嬉しいです。
丁重にお断りさせていただきます。」
「同じくお断りさせていただきます。」