第2章 1日目
『ふぁぁぁあー…。』
《あー、もうとっくに日越してる……久しぶりに家族で集まったもんなぁ。内容が内容だけど…。それにしても眠い。》
ガッ
『わっ!?』
《こ、転ぶ!……………痛くない?》
黄「大丈夫っスか?」
『涼太!?』
黄「はい♪」
『あ、ありがとう。』
黄「いえいえ。」
『どうしたの?こんな時間に。とっくに寝てると思ったけど。』
黄「いや横になってたんですけどなかなか寝れなくて、なんかはるかサンが廊下にいそうな気がしたので歩いてたんス!」
『……それ、どのくらい前の話し?』
黄「んー、2時間くらい前っスかね!」
《またか!毎回毎回よーやるなぁ》
『そんな2時間もうろうろしてて、途中で諦めるでしょ普通』
黄「愛に時間なんて関係ないっス!それにはるかサンがいる気がしたんスよー。」
『2時間前の話でしょ』
黄「だって…」
『だって?』
黄「…はるかサンに会えるかなって思ったらいてもたってもいられなかったんス。」
『!』
黄(わー!ノリで言っちゃった!やばいやばい、オレ今絶対顔真っ赤っス///)
『ふふ。』
グイッ
黄「え?」
チュッ
黄「〜〜〜///!?」
『まだほっぺにしかしてないのに顔真っ赤w』
黄「えっ?えぇっ?」
《どんだけテンパってんのwさっき恥ずかしいセリフはふつーに言ってたのにw》
『まあ、会いに来てくれたのはうれしいよ!ありがとう。もうこんな時間だし、早く寝よ?』
黄「えっ?もう行っちゃうんスかぁー?もうちょっとしゃべりましょうよー!」
『そろそろ寝ないと明日つらいよ?』
黄「うっ……」
黄(こんなチャンスめったにないのにぃ……。でも明日寝てたら怒られるしなぁ(涙))