第2章 おまけ
岩「落ち着いたか?」
国「はい。ありがとうございます、宥めてくださって。」
岩「そうだ、金田一と帰る約束してたんじゃ…」
国「あっ…実は今日、影山を烏野に迎えに行こうって言ってたんです。あいつ、今年は遊べないと思ってるから、サプライズで。」
岩「なら、行って来い。折角の古い友達だ。大切にしろよ。」
国「いいんですか?俺、彼氏置いて他の男のとこ行くんですよ?」
岩「そういう言い方されると嫌だけどな…でも影山と金田一だろ?お前の親友なんだったら、俺とも一生の付き合いにしたいからな。行って来い。」
国「…ありがとうございます!」
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ハァハァ…
バスを降りてからここまで500mくらい、全速力で走った。烏野の校門がやっと見えた。でもらっきょヘッドは見えない。どうしたんだろう。