第8章 松岡の部屋【R18】
「おっもた…!;」
ドサッ
玄関にいた松岡の肩を組み、ベッドへと運び終わった武田はふぅ。と息をついた。
「スーツの上着だけでも脱がせてあげたかったけど、しょうがないよね。」
さすがに180cmほどの男性の服を1人で脱がせる事は出来ない。
武田が布団をかけようとしたその時、
松岡が急に腕をひきよせ武田を抱きしめた。
武田はびっくりしてしばらく固まっていたがはっとしたようにポンポンっと松岡を叩いた。
「くっ、苦しいよ、まっつん。」
しばらく抱きしめていた松岡だったが武田の声を聞いて腕の力を緩める。
武田はほっとして起き上がろうとしたが、その瞬間ベッドに押し倒された。
あまりにも一瞬の出来事で武田にはなにがなんだかわからなかった。
「ま…まっつん…?」
「…………正宗…。」
松岡はそう言うと武田の首筋に舌を這わせた。
「ひゃっ///まっつん…っ!//」
武田は驚き松岡の腕を掴む。
「…まっつんじゃなくて、正宗って呼んでくれよ。」
少し震えた声で言うと松岡はそのまま武田の首にかぶりついた。
「んっ//」
武田から甘い声が漏れる。
武田の首筋には紅い、松岡の印がついていた。