第3章 雪村の部屋【R18】
「あ…っ…。…はぁ…っ」
カシャ
潤んだ瞳で雪村を見上げる武田。
自分で触るのではなくー・・・触れてほしい。
カメラ越しではなく直接見て欲しい。
気持ちよさが大きくなる度
段々とそう思うようになっていた。
「…ぁっ…。ゆ…きむら…さ…っ」
「れっち、すごーい。今すごくエロい顔してるよー。」
「ゆきっ…む…ら…さんっ…」
「なぁにー?」
「…っ…て……さ…ぃ。」
「ん?上手く聞き取れなかったよー。」
「〜っ!!…触ってくださぃぃっ」
武田は自分の言ってることがわかっているつもりだった。
しかし何故こんな事を言ってしまったのかわからなかった。
今はただ雪村に直接見られたい。
触れられたい。
一緒に気持ちよくなりたい。
武田の体は気持ちが昂ぶるにつれて『もっと、もっと』と快楽を求めていた。
武田が考えられるのはそれだけ。
本能のみ。
理性などなくなっていた。