第2章 祝☆引越しパーティ
「……見せてもいいよ。今からうち来る?」
え?
雪村はそう言ってもそもそと帰る準備をした。
「…実は俺、マンガ描いてるんだよね。マンガ描くの協力してくれたら見せてあげてもいいよ。」
意味ありげな笑顔で武田にいった。
「え…それって……。
すごーーーいっ!!マンガ家さんなんだぁ!!
私すっごい漫画好きなのっ!!
手伝う手伝うー!!トイガンも見たいし漫画のお手伝いもしたいー!!!」
やっぱりやめると言うと思っていたのに予想外の反応で雪村はびっくりした。
「…なんの漫画とか聞かないんだ。」
「うんっ!後で楽しみにしとくの!
私漫画なら結構いろんなジャンル読むしどんなジャンルでも好きだと思う!」
「そっかー…なんでも好きなんだぁ。」
ああ。そういえばエロ漫画を描いてるって言ってなかったなぁと思いながら
でもこれはこれで面白い事になるんじゃないのか?と雪村は黒い笑みを浮かべた。