第2章 見習い
「黄金、蓮真の仕事って?あと、私必要?」
「蓮真の仕事はな、大きく分けて2つある。地鎮祭やそういう行事で祝詞を詠むというもの。
妖怪と戦い、封印するもの。
この2つだな。
お主が必要かどうかいう事だがな、正直言うとそんなに必要というわけではない。
だが、さっきも言った通り蓮真の仕事で妖怪と戦うことがある。
その時、お主に後ろで呪を読んでもらい妖怪の動きを封じてもらいたいのだ」
仕事の内容は理解した。
だ、け、ど!
後ろで呪を読むのは危険じゃない?
それに、逆に蓮真の足引っ張りそうだし。