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【ハイキュー】大王様の奴隷〜命令H〜【R18】

第13章 敗北の慰め


はっきりと痛みが襲ってくるその行為に顔を歪めた。


「っ……」


だけど受け入れるって頷いたばかり、もっと痛くたって全然我慢する……。


隠さなきゃ。


声を出さないように目を瞑った。


噛みつく影山の口元から唾液が触れて、いやらしい音を立てながら離れていく。


歪ませていた顔を戻して影山から隠す。


影山は自分が噛み付いた耳たぶを一度、親指と人差し指で摘んで見つめた。


「……」


その目は何を考えてる……?


どこか捨てられてるものを見るような悲しい目つき。


無という言葉が合うような、うまく説明ができない表情だった。


耳から手を離すとベッドの縁に座る私の肩を押し倒して、影山は私の太ももに跨った。


ジャージのチャックを開けられる一瞬で羞恥心が襲ってくる。


前にシた時は合宿場の暗い部屋。


こんな明るい時に影山に体を見られるのは初めてだった。


「……っ」


ジャージの前が広げられる。


シャツの裾を影山が掴むのを見て、つい喉から出そうになった言葉をギリギリで止めた。


私の羞恥心なんて今は邪魔なだけ……。


「待って」という言葉を飲み込んで、赤くなっているかもしれない顔を隠した。


なんで今更、こんなに恥ずかしいの…?


見られたくないっ……。


「んっ……」


Tシャツの裾は口の辺りまで一気に捲りあげられて、お腹の辺りから胸元まで涼しい空気に晒される。


ブラとか見えちゃってる……。


影山は数秒動くのを止めたけれど、顔を隠してたせいで何で動かなかったのかはわからない。


私の体を見てたのかな……。それとも、また悔しさが溢れて動けなくなったのか。


影山の表情は見えないのに、勝手に一人で興奮したのか私の息が荒くなる。


「はあ…はあっ…」


「ッ……」


ゴクリと影山が息を飲む音が聞こえてすぐに、ブラを上に押し上げられて胸に吸いつかれた。


「あんっ…」


乳首に触れる快感を確かに感じながら、舌で舐める影山の行動に余裕が無いのがわかった。
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