第11章 １１章

その頃の青城(松川side)


及「……なんで、岩ちゃんなんで！！」

岩「あ？しるか！」

及「奈々ちゃーん」

花「お前堂々と彼女じゃない子の名前叫ぶなよ」

岩「……」

花「……」

及「……」



空気おめーんだよ！！！

今は昼休み何だけど及川も岩泉も花巻もやべーな



俺は元から特に望みないのわかってたから
そんなにショックじゃなかったけど

及川が特にやばい


土曜日にこのこと聞いて速攻伝えたけど
今日2日ぶりにあった顔はもう死んでたね



松「お前、ゆうゆちゃんだっけ？どーなの？」


会話を変えようとして及川に話をふる


及「……」


あれ？これ俺さらに地雷踏んじゃったヤツ？


及「こないだ一緒に帰ったけど、全然話通じないし
連絡もすぐ返さないと怒るし、正直きついかな〜

なんてね」



その言葉に胸が痛む



岩「それより、奈々今日帰ってくんだよな？」


花「お土産なんだろーな」


松「いや、そこかよ！？」


及「奈々ちゃん彼氏できたから
なんか俺達に壁があったらどうしよう」


岩「多分彼氏出来て帰ってこなくても
お前への壁はぜってーあったけどな」


及「ヴッ…」


花「正直敬語でいきなり話されるときつかった」


松「それは思ったわ
知らない奈々みたいな感じした」


及「あれ？奈々ちゃんのこと奈々ってよんでたっけ？」


松「ちゃん付けて呼ぶとお前と被るから呼び捨てにしてって言われたんだよ」


岩「ははっ、及川嫌われ過ぎかよ」


花「なんか岩泉楽しそうだな」


岩「いつも及川の方が好かれてんだから
これくらいいーだろ」


いがいと岩泉って根に持ってんだな



及「俺もうテスト無理かも……」



なんか、及川見てて可愛そうだけど
こればっかりは俺にどうしようもないからなー


奈々少しでも及川に優しくしてやってくれよ