第9章 9章
そして翌日、5時にわたしは起きて朝ごはんを作って
5時半にふたりを起こす
なんか新婚みたいじゃない?
3人なんだけどさ
花「ん〜おはよう…」
松「奈々ちゃん朝ごはん作ってくれたんだ」
『うん、おかげで寝不足だから絶対授業中寝る』
松「それいつものことでしょ」
『なんで知ってるの?』
花「国見が言ってたよ」
だってさ入学式から少したってから
わたしのクラス席替えしたんだよね
その席が本当に良くて
一番後の窓際
しかも前がバスケ部で背が大きいから
わたしなんて全然前から見えてないと思う
ちなみに横は英だよ
英も結構寝てるんだけどね
『え、英もすごい寝てるんだけどな』
松「お前ら授業真面目に受けろよ
あ、花巻もな」
花「やめて、そういう現実突きつけてくんなよ」
『ねぇ、早く食べないと遅刻するよ』
松花「いただきます」
そしてご飯をみんなで食べ始める
松「やっぱおいしーわ」
花「奈々俺のお嫁さんになりなよ」
もう貴大先輩は無視、慣れたから
そしてご飯を食べ終わるとふたりは一旦帰るから
先に家を出ていった
松「またきていい?」
『もちろん!たのしかった!』
花「俺もまた来るから!」
『わかったわかった、また後でね!』
そして二人がいなくなると
静かになる家
急に一人になると寂しい
余計なことを考えないように朝ごはんの片付けをして
用意をして家を出る
昨日楽しかったなぁ〜
なんて思ってると徹先輩とはじめ先輩にあう
『おはよう!』
及「おはよ〜」
岩「昨日何もされてねーよな?」
及「ぷっ、なんだかんだで岩ちゃんが
一番心配症なんだから☆」
岩「うるせぇ」
『ははっ、なにもないよ
今日も一日頑張ろう!!!』
今日は火曜日だからインターハイまであと3日
6月1日からインターハイの初日がある
1日2日3日の三日間で行われるインターハイ宮城予選
それがおわってからも
わたし達のかんけいはずっと続くと思ってたのに
これからもずっと昨日みたいに楽しい日々が続くと思ってたのに
わたしは甘かったんだ
わたしのせいで本当にごめんね