第8章 8章
夜ご飯を食べる
わたしは自主的に英の隣に座った
なんか今日一言も喋ってなかったから
何気に英にはクラスでも助けられたりしてるから
今日笑えたことを言いたくて
あ、ちなみに夜ご飯はマネージャーのわたしが作る!
なんてことはなく
ちゃんと作ってくれる人がいる
だって考えてみて欲しい
わたしひとりでこんなに多くの人の料理なんて
作れるわけない
強豪だから何人いると思ってるの!
『英、わたし今日わらったんだ!』
国「そうなんだ、じゃあ笑ってみて」
『いや、それがもう笑えなくて
顔引きつっちゃう』
国「面白そうだから笑ってみて」
面白そうってなんなの
でも英にお世話になってるからやってみよう
――二ゴッ――
そうまさにそんな効果音な笑顔だったと思う
国「ははっ、なにそれ全然笑えてない」
英が笑うなんて珍しいな
って、そのくらい変だったってこと!?
すごいショックうけてる
国「別に急ぐ必要ないよ
でも今度は俺の前で笑ってね」
『うんっ!!』
国「前も思ったけど奈々って
美味しそうにご飯食べるよね」
『英ももっとたべなよ〜
だっておいしいじゃん!!!』
国「俺はもういいかな」
あー、これもしかして
わたし英よりも食べてるんじゃない?
一日で二回も傷ついた…
国「どうかした?」
『ナンデモナイデス』