第8章 8章
なんと近所に住んでた猫又さんとも会えたし
なかなかにいい日かなー
なんて思いながら
鉄朗と研磨と猫又さんと別れた
よーし、午後からの練習わたしも
がんばろうかな〜!
そしてそれから15分
青城のみんなのいる体育館に戻ってこれた
あー、よく私戻ってこれたな嬉しい
『ただいま〜』
「奈々!?」「奈々ちゃん!?」
なんかみんなから注目を浴びて恥ずかしい…
及「あぁ〜奈々ちゃんおかえり〜!
無事帰ってこれて及川さんホント安心した!」
多少なりとも心配かけたのかなごめんね
本人には謝らないけどね
岩「そういえばお前道わかんないのに
よく帰ってこれたな」
なんかバカにされたのか褒められたのかわからないけど
まぁはじめ先輩だし、褒められたと勝手に解釈した
花「奈々、おれ奈々がいないと
練習見に入らなくて――」
『いや、それわたしのせいじゃなくない?』
松「いや、こいつマジで顔面に三回くらいボール当たってたから」
三回顔面にボールって………
『はははっ』
あ………
『みんな面白いね、やっぱり』
え、わたし笑った??
笑うってこんなに清々しいことだったっけ