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Dye D? 3

第67章 対決【前編】







そして笑いながら言ったのだ


錦戸「あかん、

俺、もう我慢できへんわ」



その言葉に仲間が驚いて錦戸を見た



安田「亮ちゃん、どないしたん?」


安田の言葉にも

錦戸は笑い続けながら言った



錦戸「俺な、ずっと考えてたんや」



その言葉に渋谷が

笑い続けている錦戸に不思議そうに尋ねた



渋谷「何をや?

そして何がそんなにおかしいねん・・」



渋谷は少し呆れていた

すると錦戸はゆっくりと語りだした




錦戸「敵を倒す方法を考えてたんや・・・

こいつの違和感を感じながらさ」




その言葉に

ミナの顔に動揺が走ったのだ

その姿を見てると

錦戸は嬉しそうに言った



錦戸「俺な、こいつの行動が

納得できんかってんなぁ」



その言葉に丸山が静かに言った


丸山「行動が?」



丸山の顔を見て錦戸は静かに頷き

続きを話しだした




錦戸「最初に雪を狙ったんは

赤ん坊を奪うためとちゃう

雪が怖かったからや」



その言葉に安田は驚いた



安田「えっ、どういう事なん?」


驚いてる安田に錦戸は

思い出させるように言ったのだ



錦戸「ヤス、思い出してみろ

雪はこいつに勝つ方法を知ってて

俺らに教えてくれたやろ?」



その言葉に安田は考え始めた


そして思い出したかのように笑顔を見せたのだ



その様子を見た

ミナの身体は震え始めた



それを吸血鬼たちは静かに見守っていた



錦戸が持っている

チャンスのカードを無駄にしないと

誰もが思っていたのだった


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