第45章 帰還
雪は寂しそうに俯いたのだ
その姿を見た横山は
横山「なんか気が付いたんか?」
その言葉に雪は悲しそうに言ったのだ
雪「彼女は命を投げ出そうとしている・・・」
その言葉に横山は天井を見た
錦戸「ちょ待って
アイツは生きてる方やろ?」
錦戸は頭の整理が追いつかなかった
焦りながら横山と雪に言うと
横山が冷たく言ったのだ
横山「愛には
いろいろとあるからな・・・・」
その言葉に雪は悲しそうに俯き
横山の後ろを着いて歩いたのだ
理解の出来ない
錦戸は安田の顔を見ると
安田「そのうち
ちゃんと教えてくれるって」
そう言うと錦戸の肩を叩くと
二人の後を追うのを急かしたのだった
一人納得いかない錦戸は
少しふてくされながら仲間の後ろを歩いていた
横山たちはフロントにやって来ると
フロントに何にもの死神が待ち構えるように
立っていたのだ
安田「!!!!!!!!!!!!!!!!」
安田は驚いて足が止まった
安田だけではなかった
錦戸も雪もだった
相手の力を感じ
この敵を前にして勝てるはずもない
そう感じ取っていたのだ
しかし横山は清まして言ったのだ
横山「大丈夫や・・・・」
そう言うと横山は死神に軽く頭を下げて
フロントの前を通り過ぎようとした
すると死神たちも頭を少し下げたのだ
『また会おう・・・
面白い吸血鬼よ・・・・』
賞賛の言葉に横山は
微笑みながら軽く手を上げると
フロントを後にするように
出口の扉に進んで行ったのだ
その様子を見た他の者は
慌てて横山の後を追って
ロビーを抜けたのだった
外に出た途端に
急いで横山に詰め寄ったのだ
錦戸「あれは、何やねん!」
安田「ちょ、マジで怖かったやん!」
すると横山は妖艶な微笑みで
横山「死神と提携を結んだから
その賞賛かな?」
その言葉に二人は驚いた顔をし