第44章 悪戯
タロットのカードの
意味を描いたページを確認するように
他の者も興味があるようで
興味津々の様子で覗いていた
そして死神のページの場所で
一枚の紙が挟んでいる事に気が付いた
渋谷は取り出すと声に出して読んでみた
渋谷「隠し部屋の封印はらっといてくれ」
聞いた村上は驚いた
村上「何や
書いてるんはそれだけか?」
すると渋谷は頷いた
丸山「これって
どう言う事だろう?」
誰もが考え始めた
しかし渋谷は言った
渋谷「とにかく
言われた事をしとこうか?
アイツの事やから
何か考えてるんやろし」
そう言って立ち上がったのだ
すると大倉が付け足すように言った
大倉「鏡を必要って事かな?」
そう言うと丸山が言った
丸山「もしかして
それは帰る道かも・・・」
仲間は驚いて丸山を見た
すると丸山は言ってのけたのだ
丸山「鏡でしょう?
向こうと繋がってるのかも」
聞いていた渋谷は微笑みながら
渋谷「なるほどな・・・」
すると嬉しそうに
村上「もう直ぐ帰って来るって事か?」
その言葉に大倉も
大倉「そうだと思うよ」
嬉しそうに言った
仲間は嬉しくなっていた
また揃う事を・・・
また楽しい時間を過ごせるようになると
信じていたのだった