第39章 事実は・・・
横山は思っていた
この答えは重要だと
横山「やけど?」
横山に催促されて
錦戸はため息をついて
なぜか覚悟するように
錦戸「まぁ、うるさい方が特に」
その言葉に雪と安田は驚いた
二人の予想は外れた
死の影が濃いのはミナだから・・・・・
なのに
なぜ錦戸はミナを食べたくないと
感じているのだろか・・・
それは・・・
しかし横山は受け入れるように静かに
横山「・・・・そうか」
その言葉に
安田は胸にある疑問を口にした
安田「それって・・・
亮ちゃんが喰いたくないって・・・」
その言葉に静かに答えた
横山「それは死人て事かもな・・・・」
その言葉に三人は驚いた
しかし横山は三人を見つめながら
話を続けた
横山「亮は本能的に
それを見破ってたんかもな」
そう言うと嬉しそうに
錦戸を見たのだった
しかし
安田も雪も受けいれない
事実に戸惑っていた
安田「なぁ、死人が動いてるん?」
その言葉に横山が笑いながら
横山「それは俺らもやろ?」
すると安田は恥ずかしそうに口を噤んだ
錦戸「まさか俺らと同じで
その裏で操ってる奴と
契約したって事か?」
横山はそれを聞いて頷いた
錦戸「・・・・なるほどな」
少し嬉しそうに
鼻をかきながら笑ったのだ
雪は一人俯いたままでいた
色んな真実を受け入れる事が
出来ずにいたのだ
その様子に気が付いた
横山が言ったのだ
横山「それはお前のように
選んだんかもな・・・」
その言葉に雪は顔を上げて見た
横山「愛する人の為に
選んだのかもな」
その言葉に
雪の心に痛みが走った
どうしても
自分と同じとは思えなかったから
選んだ道が間違いだった時は
どうするべきなのか
どうなるかを考えると
雪は笑うことは出来なかったのだ
そして
変な胸騒ぎを感じて
仕方なかったのだ
簡単に事件が解決するなんて
思えなかったのだ