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Dye D? 3

第34章 メッセージ






村上は横山と過ごした時の事を思い出し

渋谷に言ったのだ




村上「まだ、カードの位置は決まってないや!」



村上の言葉に渋谷は驚く



渋谷「はぁ?」



その言葉に

不思議そうな顔をしている

渋谷に村上は言った




村上「横が言ってたんや

タロットカードは出た向きで

占いの意味が変わるって」



渋谷は村上の言いたい事が

まだ理解出来なようだったので

村上は話を続けた





村上「カードはゲストで

位置を決めるは俺らって

横が言ってたんや」



その言葉に渋谷が

やっと嬉しそうに笑った




渋谷「・・・・なる程な」



その表情を見て村上は



村上「俺らが位置を決めなアカンって事や」



その言葉に渋谷は一瞬考えた

渋谷は横山の性格を考えたのだ

彼は何故この紙を村上に託したのか



渋谷「でも・・・・

それだけやったら

横はそんな事をせんやろ?」





その言葉にも村上は考えた




横山なら・・・・・




しばらくの沈黙が続いた




渋谷は話を整理しようと思った

だから村上に訊ねた



渋谷「なぁ、そのタロットてなんや?」




渋谷の質問に村上は教えられた事を

話して聞かした




村上「占いの道具で

横の資料室の本を見せられたんや

俺が見せてもらったんは

死神のページやったけど

今回の敵も死神やったからかなぁ?」




その言葉に渋谷の深紅の瞳が怪しく輝いた

渋谷は胸の奥で思っていた




横山は、反撃のチャンスを

ちゃんと用意して向こうに行っていたのだ





渋谷「横のメッセージの意味がわかったで」




その言葉に村上の表情は変わった



村上「ほんまか?」



渋谷は村上に微笑みながら

言葉を付け加えた




渋谷「でも、横が言うように

困ったらな・・・」




首を傾けて悩む村上に渋谷は



渋谷「今はゲストの尻尾を見付けるのが

先って事や・・・・

ほんなら、仕事をちゃんとやんで」




その言葉に村上も頷いて

止まっていた手を動かし始めたのだ





もす直ぐ来るゲストを迎え入れる

準備を進めたのだった




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