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Dye D? 3

第27章 喪失 6






 ミヨは丸山に連れられて食堂に来ていた


昨日はミナも一緒にいて

騒動を起こした部屋が

丸山と二人なら広く寂しく感じられていた




ミナは静かに一人席に座らさて

昨日の事を思い出していた





ミヨ「・・・あのぉ、ミナは・・」




ミナがそこに居ない事を寂しく思い

後ろに立っている丸山に聞いてみた

すると丸山は静かに微笑み答えた



丸山「先に食事を済まされて

部屋に戻られたようですが・・・」





ミヨは丸山の言葉に違和感を感じた



自分たちが歩いて来た道で

ミナとはすれ違ってない

だから部屋に戻っているはずはないのだ




ミヨ「・・・・そうですか」



しかしミヨは聞くことはせずに

疑問すら胸に閉った


そこに料理を運んできた

大倉が静かにやって来た


大倉は、ミナの目の前に皿を

丁寧に並べると



大倉「どうぞ

ごゆっくりお過ごしください」



そう言葉をかけ

軽く頭を下げて後ろに下がった




大倉はミナの背中を見ながら

足音を立てずに丸山の横に立つと

丸山の耳元に口を持っていき



大倉「完全に人に戻ってしまったよ・・・・」



そう辛そうに告げたのだ

その言葉を聞いて

丸山の瞳を悲しみの色に染め

一瞬、唇を噛みしめると



丸山「わかった・・・」



そう辛そうに呟いたのだ




二人は食事をしている

ミヨの背中を黙って見つめながら

各々がそれぞれと考えていた




ミヨの方は

男二人の様子が昨日と違っている事に

気が付いていた




二人の心がここにない・・・・

何かを気にしている・・・・




気にはなっていたが

ミヨには動く勇気はなかった


だから

黙って食事を続けていのだった


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