第11章 祈り…脱出
バタ…
赤)…!アイくん!…アイくんまで…!
マジかよ…なんで…今まで何ともなかったぞ…?…ああ…俺…貧血だったんだ…だから…むしろ血が増えたから…元気になるの…はやかったんだな…あーあ…ダメだ…意識が…
御)あぁあああぁああー!目が!目が!目がァァア!
ばたん!
御子柴…ダメだ…
アイ)こう…いちぃ…おれ…だめだ…
俺は一気に意識が消えていった…
赤)アイくん!?アイくん!
ダダダダダダダ!
矢)はぁっ…!はぁっ…!あったぞ!…!アイ!くそっ…!飲め!早く…!
赤)だめよ…!意識がないのよ…!
矢)…!お前は早く他のやつに飲ませろ…!
赤)えっ…!ええ…!
バタバタバタ…!
矢)…はむっ!
クチャクチャ…
矢頼は解毒用の草を噛み砕きアイの口に直接飲ませることにした
矢)ん…
アイ)…んくっ…
ゴクン…
矢)はっ…!よし…大丈夫だ…アイ…お前は俺が助けるからな…死んだりしたら俺も…死んでやる…