第1章 素晴らしいこの世界

仙)真理谷！ネットなんてできねぇのになんで、パソコン弄ってんだよ
アキラが真理谷につっかかっていった
真)…
仙)(無視ときたか…)
真)ネットが無理でも…ソフトは起動する

そういう真理谷のパソコンを横目で見た
…！？

仙)図鑑！？
アイ)…！それさっきの鳥か！…！その図鑑…まさか！
仙)あんなのホントにいたのか！？
真)違うっ！
仙)…ああ？
アイ)…アキラこの図鑑普通の図鑑じゃねぇぞ…これは…
真)…この怪鳥の名はディアトリマ…今から5000万年も前に滅びた…
真、アイ)絶滅動物だ！

アキラは少しのポカンとした顔をした

仙)ぜ…つめつ… ？5000万年だぁ…？なっ…なにいっちゃってんの…？だってさっき…？ちょ…ちょっと待て…

カチｯ
これも…
カチｯ
これも…！
カチｯ
これも！

仙)全部見たぞ…？
アイ)…似てるなんてもんじゃねぇな…そんまんまだ…
真)どけっ仙石！
仙)ああ？！アイは、いいのかよ！？…！まっ真理谷！？お前…まさか…！？
真)なっ…！勘違いするな！？…たくっ…不思議なのはそれだけじゃないんだ…！いくぞ

そういって真理谷が、俺たちに見せたのは地図だった

真)状況から言ってここが島なのはまず間違いない…
アイ)ああ…そうだろな
真)だが…これを見ろ…僕らが乗った飛行機の航路だ…ここで最初のアナウンスが入ったそれから約30分後機体は突如落下を始めた…ちょうど…この辺りだ

真理谷が見せた場所には…島など存在しなかった

仙)！？なっ…何もねぇ！？
アイ)…
真)そうだ…仙石…小金井…何も…無いんだ…地図のどこを探しても…こんな島は無い…ここは存在しないはずの島なんだ…！！

真理谷が俺たちにとんでもない事実を叩きつけた