第24章 体を張れ！ヤツを止めろ！

アキラは蹴られた脇腹を押さえつつ有田にといかけた
仙)おいっ！こーちゃんが大森さんを刺したのか…？まさか殺人鬼ってのも…そ…そんなことねーよな！？…なぁ！？…どうしたんたよ…こーちゃん…何とか言えよ！おいっ！！
有)…《ア…アキラ…》
その時真理谷達は大森さんの服を開き有田が刺した傷口を確認していた…
ザ)ふ…深いのか？夏奈子さんのキズ…？
真)出血量からしてそれほどでもないようだが…傷口をふさがないと…
ミ)！？傷口を！？
真)で…でもどうやって…！？…！！ミイナ！そこの荷物から取り出してほしい物があるんだが…
ミ)え？ナニナニ？…これ？
真)ああそれと…

ミイナは真理谷のカバンをごそごそと弄り真理谷から指定された裁縫道具とライターを取り出した
ミ)？どうするのこれ…？
真)縫うんだよ！傷口を！
ミ)えっ！？縫うって私が！？
真)他の誰がいる？切創は縫合処置をするのが一番なんだ消毒薬もあるはずだ…ライターは明かりに使え
大)…ミイナちゃんお…お願いします…
ミ)いっ…！
真)ムリなら僕がやる針と糸をよこせ！
ミ)…や…やるわよ！やればいいんでしょう！？ったく…メガネはさいほー道具なんて触ったこと無さそうだし…ザジなんてもっと論外だし…アイお兄ちゃんは…
アイ)いたっ！…大丈…大森さん！？どうしたんだよ！？その傷…！何が！
ミ)お…お兄ちゃん！！遅いよ！！
アイ)わ…わりぃ…途中で光一たちとあってな…りおんたちを預けてきたからあっちは大丈夫だが…そんなこといってる場合じゃねぇな…縫うのか…？
ミ)…お兄ちゃんがやる…？
アイ)…俺よりミイナのがいいだろう…包帯はあっから…俺は大森さんの手を握ってるとしようか…
きゅっ…
大)アイくん…お願いします…ね？
アイ)おう！まかせときな！