第23章 欠損した脳
ピチャン…ピチャン…
大)だ…だんだん暗きなってきたみたいですけど…迷ったりとかじゃないですよね?
有)…安心してください暗い方が安全なんです万が一襲われたとしても身を隠せるでしょ?オレもそうやってやつらから逃げ切ってきたんです
大)ああ…なるほど!!
大森はアイと仙石くんの親友だものと信じこんでいた
有)…アイはあんたらのグループにいたんですね…飛行機では見かけなくて…
大)アイくんは仙石くんと崖の下に落ちていたんですよ私もでしたがきずかなくて…
有)なるほど崖の下に…だから見つからなかったんですね…
大)あ!そういえば頭のキズ…大丈夫なんですか…?ひどくうったと聞きましたけど…アイくんとっても心配してましたよ
有)アイが…
有田は顔を綻ばせた…大森はそれをみてああ…この人もなんだなと思った…
…
有)…さぁ着きましたよ…
大)…えっ?ここって一体…?
有)…俺ね…このしまに来てからいろい。秘密抱えちゃって…ずっと一人で苦しんでたんです…人の目が怖かった…みんなオレのことを責めているようで…でもこのケガを負ったら解放されたんですよ…
大)…?どういうことですか…
有)もう見えないんです…オレを苦しめた余計なものをね…?でもアイの顔は見えたんです…なんでかわからないんですけどね…写真を見ても…実際見てもアイだけは見えるんです…アイはやっぱり俺の特別なんですよ…
大)…?ごめんなさい…どういうことか…
有)だからこんなことしても…ゼンゼン平気なんです…
有田はクルクルとナイフを回しそれを大森に目掛けて刺した!
ズプッ…
大)…?…あ…
大森は視界がぐらりと揺れるのがわかりつつ倒れた…
有)…何か誤解されてるようですけど…オレのことですよ殺人鬼って…