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エデンの檻

第18章 嘘つき


大)そ…そんなことって…!だって飛行機の乗客名簿に確かに石動ミイナの名前が…
ミ)彼女とは飛行機の中で一緒だったんだ オレは売れない子役だってしたら大喜びで背格好が同じだからって彼女に化けさせたりして遊んでたんだ…そんな時に あの事故が起きた
大)や…役者さん…?ほ…本当の名前は…?
ミ)名演技だったろ?名前は内緒…でもわかんないものよねそんな遊びが私の命を救ったんだから

ミイナは女物の下着を着けながらいった

ミ)十和ねーちゃんが殺されるところを見ちゃった 私はおじさんたちに命をねらわれていただから石動ミイナのふりをしてヤクザに守ってもらうことにしたの
大)…
ミ)でも嘘がバレたらやっぱり殺されるそんなピンチのときにあらわれたのがお兄ちゃん達だった…で私は連れ出してもらうことにしたのおにいちゃん達に!
大)そ…そんな…だったら どうして そう言ってくれなかったんですか!? そうすれば…
ミ)…信じたかしら?
大)え…?

ミ)人殺しなんて突拍子もないこと とても信じてもらえないと思っただから…
アイ)…だから俺らの誰かに十和さんの死体を知らせるためにいちいち血のついたスカーフとか地図とか渡したと…ハァー…やっぱな…可笑しいと思ったんだ…いちいち折り畳んで置いてあるし…なんかあると思った…

ミ)ほんとアイおにーちゃんには焦ったんだから…それでまぁお兄ちゃんたちにいろいろテストしたかったな 人柄や能力をね…逃げるのに成功しても そのへんで ほっぽりだされたら堪んないし 出来の悪い人でも困るでしょ?それで結果は合格!…でも あのオヤジと一緒に居るのだけは計算違いだった…まさかここまでのことになるなんて…
大)…
ミ)まーあの刑事も思ってる 抜け目がなかったってわけね
大)そういえば!
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