第24章 月
深夜0時
「やべー!やべー!夜中に出発するってドキドキする!!」
「前回お前ら遅刻だったもんな....」
「単細胞はいいよね、どこでも寝られてさ」
「「なんだと!!」」
しょーよが興奮気味にお目目も表情もきらきらしながらも、龍やつっきーと話をしている
え???夜中の0時よ??眠くないの?ほんと????
すると、こーしが何処か不安そうに飛雄ちゃんを見ている事に気が付いた
『こーし』
「お、おはよー、じゃなくて今は今晩わ?か?それにしても、なんか新鮮だなあ」
わしゃわしゃと頭を撫でられては話してくれる
あ、そうだよね、車椅子も置いて来たし、皆と目線近付けたみたいで嬉しいや
『私も!何だか新鮮、あ、あんまり気にしなくてもきっと大丈夫だと思うよ』
「....?んー、そうだな」
不思議そうに首を傾げながらも、何かを理解したのか笑い掛けては頭を撫で回される
後ろにいたつっきーと視線が合う
『つっきー....背大きかったんだね』
「.....今更何言ってるんですか」
「まあ、ももこにとっては皆背高いかもな」
『そそそんなこと!.....ないよ,多分』
こーしは笑いながら撫でてきて,つっきーからも謎の視線を感じた
「「「お願いしあス!!!!!!」」」
「夜中だから静かにねっ」
あ、武ちゃんが困ってる
それにしても今回の東京遠征、なんか、なあ、なんかこう、見逃しちゃいけない、というか、胸騒ぎがする、っていうか、何でだろうなあ
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久しぶりになってしまい申し訳ありません。
1人でもこの物語を待っていてくださる人が居るなら嬉しいです。これからも宜しく御願いします!!!