第11章 再開
私が前の話をした後,あれから皆との距離が余計に近付いた気がする
ご飯の帰り,皆がお風呂に入るというので
くろに頼んで猫又監督とお話をさせて貰う事にした
「ん?あ,桜乃..ももこちゃん,でいいかな?」
『は,はい!』
「それで話とは何のことだね?」
『私は,ここのチームのマネージャーは出来ません..』
「..?どうして,また」
『私は見ての通り,色々とあって,車椅子です。
やっと退院出来たのですが烏野高校という所の排球部のマネージャーをしています。
なので,ここのチームのマネージャーをするわけには..』
「..!待ちなさい,ももこちゃん烏野と言ったかね?」
『..?はい,言いましたが..』
「その件は大丈夫,私が無理を言って君にマネージャーをして欲しいと頼んだということにしよう」
『へ..?』
「改めて,明日そちらの烏野高校と試合をする音駒高校排球部監督の猫又という」
『え..?し試合!?』
「その顔は聞いてなかったという顔だね」
『は,はい』
プルルルルプルルルル
「もしもし?ああ,烏野の先生かね?そちらのマネージャーさん一人こちらに貸して貰いたくてね,え?うちにはマネージャーが一人しか居ないはず?じゃあ,問題ないね,それじゃあ明日宜しく頼むね。
だそうだが?」
あー,もしかして私まだ入院してると思われて??
んんん,それはそれで悲しい
猫又監督の笑顔素敵過ぎますが,果たして私良いのでしょうか???
「うちの奴らも嬉しそうにしてたからな,向こうの許可も得れたし,ももこちゃんはどうかね?」
『..わ,私で良ければ..』
こんなに頼まれちゃ否定できないんですけどおおお???
でもあれ?大丈夫かな?明日烏野の皆と鉢合わせして,え?みたいな感じになりますよね???
んんんん,だだだ大丈夫..ダヨネ
もうそうだよ,考えを放棄しようそうしよう