第2章 貴方と私
私の名前は、七瀬小雪姫(ななせ こゆき)
私には大好きな信友の、桜海小咲希(おうみ こさき)がいる。
私達の出会いは小学4年生の時だ。
それは新しい学年になってからすぐのまだ桜が咲いていた頃だった。
綺麗な桜に囲まれながら私たちは出会った。
先生「はーい。みんな席について~。」
先生「今日はこのクラスに転校生がきました!」
先生がなにやら廊下にいるらしい転校生を呼んだ。
先生「はーい、じゃあ入ってきてー」
ガラガラ……
?「は、初めまして。父の仕事の関係でこっちに引っ越して来ました。桜海小咲希です。ど、どうぞよろしくお願いします。」
クラスはざわざわしていた。
小咲希とやらは、私よりも背が少し小さくとても可愛らしい私とは正反対そうな子だった。
先生「桜海さんの席は、七瀬さんの後ろですよ。席についていいですよ。」
小咲希とやらは私の後ろの席についた。
……
キーンコーンカーンコーン
昼休みのチャイムがなった。
小咲希とやらはまだ誰とも話していない様子だった。
なので私は、思いきって話しかけてみた。
私「初めまして!私は七瀬小雪姫!よろしくね!」
小咲希「は、初めまして。よ、よろしくね!」
私「私のことは小雪姫って呼んで!あなたのことはなんて呼べばいい?」
小咲希「小咲希でいいよ!」
私「わかったよ!これからよろしくね!わからないことがあったら何でも聞いてね!」
小咲希「うん!ありがとう。小雪姫ちゃん、」
話してみると案外緊張しないで話すことが出来た。
そして私たちは友達になることが出来た。