第2章 漂流少女
静かな波、静観の空で絶好の航海日和に陽気に波をきる船が一艘。
「んー!いい天気ー!シャボンティー諸島までこのまま順調にいってくれないかしら。」
大きく背伸びをするのはその船の航海士ナミ。
「ンナミさぁぁぁん!!! 今日も華麗なあなたにお茶をもってきました。どうぞ。」
いつも通りの風景。だが、いつも通りではなくなることとなる。
「ん?なんだありゃ?」
プカプカと何かが近づいて来るのがわかる。それをいつもの特等席で眺めるこの船の船長ルフィ。
「…………ひ、人だ!!」
「はぁ!?人!?!?」
彼らとの出会いは吉となるのか凶となるのか。