第6章 これが日常
「~♪♪~♪♪」
「今日はすごくご機嫌だね、さなえちゃん」
「あ、不二先輩!おはようございます
仕事が楽しいので!!」
「それはよかったね
今日もがんばって」
「はい!先輩も頑張ってください!」
昨日、みんなと話したお陰で目の前のことが特別だってことに気づけた
だから、私にできることを全力で頑張る!!
「さなえちゃん!おはよう」
「カツオくん!おはよう、今日もがんばってねぇー!」
「さなえちゃんも!」
「うん!」
こうやって朝の挨拶も大切な仕事のひとつ
挨拶をすればみんなが元気かどうかわかるから一種の健康診断だね!
その日の体調に会わせて乾先輩と調合した特性ドリンクをみんなに配るから、とっても大切なんだ!
ちなみに、変なものは入れてないし味も美味しくしてるから大丈夫だよ☆
「朝練は終わりだよー!!」
竜崎先生の一言で練習が終わってみんなが片付けを始める
その頃合いにタオルと名前付きのドリンクをみんなに配る
「あとの片付けはしておきますので、皆さんは着替えてください!」
「いつもすまんな」
「いえいえ!これが私の仕事ですから!」
「さなえちゃんはいい子だにゃ~」
「そうですか?あ、早く着替えないと間に合わないですよ!」
「油断せずいこう」
あとは私がボールを拾って用具室に持っていくだけ
みんなが着替え終わった頃に体操着を預かって洗濯機に入れる
お昼休みに干したら完成!!
朝はこれだけだけど、それでもみんなに必要なことだもんね!
頑張るよぉー!!