第5章 歓迎会と言う名の宴
「セツナ、こういうのはどうだ?」
「そういうのが好きなのね、トラファルガーは」
「悪いか?」
「別に」
トラファルガーが示してきたのは、白いワンピース。
シンプルだけど、さりげなくフリルが付いてる。
「私的には、こっちの方がいいな」
と、セツナが見せたのは黒いパーカー。
「…」
なぜか無言のロー。
「何?趣味悪いって言いたいの?」
「いや。なら、それとこれにしよう」
「は?2つ?」
「あぁ、ワンピースの上に黒いパーカーを羽織れば良いだろ」
「思ったんだけど…何かとかけてない?ワンピースって」
「気のせいだ」
「でもさ、皆同じツナギ着てるでしょ?色違いもあるけど。
私だけ違ってて良いの?」
「問題無ぇ。
普段はツナギで、夜はワンピースにしてくれればな」
「なんで?」
「脱がせやすいだろ」
「脱がせる?なんで?
トラファルガーって、バカなの?」