• テキストサイズ

【ONE PIECE】暗殺者の私と医者のあいつ。

第8章 決まった想い


「お前の治療は終わったから、戻れよ。

オペは俺とシャチ、ベポでやるからな」


「お願い」


そう短く告げて、部屋を後にする。


なんでだろう…あいつの言葉は凄く信頼出来る。


なんでも話せるし、任せられる。


心地良い…。


けど、それと同時苦しくもある。


胸が締め付けられるような痛みが襲う。


「よぉ、セツナ」


「ペンギンさん…」


甲板に出ると、ペンギンさんが壁に寄りかかっていた。


「どうだった?あいつは」


「治りそうだよ」


「そりゃそうだ、うちの船長だからな」


「うん」


「あいつ、名前なんだっけ?」


「あいつって、カイのこと?」


「そう、そいつ。どんな奴?」


「優しい人だよ。

どんな時でも、人のことを最優先にする人なの。

自分を犠牲にしてまでね」


「そうか」


「なんでそんなこと聞くの?」


「別に、大した理由じゃねぇよ。

この船に乗るんだから、知っておくべきだと思ってな」


「そっか」
/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp