第3章 新生活
エースが泣きだして数分。小屋のドアが勢いよく開かれた。
メアリー「エースっ!!!」
エース「ね・・ぇちゃ・・・!!(泣」
山賊1「あー・・・やっと来たか。オメェの弟が泣き叫ぶもんだから耳がいてぇよ!」
メアリー「そんなの知ったこっちゃないわよ。エース、帰ろう。消毒しなくちゃ。」
メアリーはツカツカと小屋に入り、エースに近寄る。
しかし、
ザクッ!!!とメアリーの目の前に刀が振り下ろされ、地面に突き刺さる。
メアリー「・・・何。」
山賊2「何のための人質だと思ってんだ?お前を誘き出して売るためだっつーの。帰すわけねぇだろ?」
ギャハハハッ!と笑う山賊達。
メアリー「・・・刀、抜いたね。」
山賊3「あ?・・・あぁ、何だ怖いのか?じゃあこっちにしとくか?」
そう笑いながら銃をメアリーに構える山賊。
エース「ねぇちゃ!!!!」
メアリー「銃まで・・・。」
山賊4「さぁお嬢ちゃん。大人しく売られろ。」
メアリー「お断り。」
メアリーは銃を構えていた山賊の急所を思いっきり蹴り上げると、床に刺さっていた刀を抜いて残りの山賊をなぎ倒していく。
エース「・・・!」
エースが気付いた時には、もう山賊は誰も立っていなかった。
メアリー「エース、痛いよね?ごめんね。すぐ戻って手当てするから。」
そう言ってメアリーはエースの縄を解く。
エースは縄がほどけた瞬間、がばぁっとメアリーに抱き付いた。
メアリー「一人にしてごめんねエース。怖かったよね?」
エース「ねぇちゃが・・・どっか行きそうで・・・!!怖かった!!!(泣」
その言葉を聞いて驚くメアリー。
メアリー「・・・私はエースと一緒にいるよ、大丈夫。ごめんね。」
エース「うぅう・・・っ!(泣」