第12章 ゴア王国
ドグラは急いで山に戻った。
しかし、
ルフィ「サボが戻って来たーーーっ!!」
エース「肉でも取って来るか。」
“先ほど死んでしまったと思っていた”サボが、そこにはいた。
ドグラ「なっ・・・!?」
ルフィ「ドグラ!エース達もサボも帰って来たぞ!」
ドグラ「サボ・・・!何ディここに!?さっき港で・・・!!」
サボ「!見てたのか・・・!?」
エース「・・・どういう事だ?」
ドグラは見た事全てを伝えた。
天竜人に砲弾を撃ち込まれ、サボの乗っていた船は沈んだ。だから、サボは死んでしまったのだと思った、と。
サボ「・・・あぁ、そうだ。俺は船に乗って、海に出ようとしていた。」
ルフィ達は静かにサボの話を聞いている。
サボ「あれが天竜人の乗る船だったのか・・・。大きい船の波に呑まれないように避けてったんだ。・・けど、攻撃されて船は火に飲まれた。」
そんな時に来たんだよ。
サボ「・・・キツネのお面を被った、金髪の女。」
エース「・・・女?」
サボ「あぁ。俺はソイツに助けられた。2度目の砲撃と同時に、女が俺を抱えて岸に飛んだんだ。」
船が大破したせいで、誰もその事に気付いてなかったのかもしれねぇな。
ルフィ「・・・!」
サボ「ソイツはそのままどっかに行っちまった。」
ドグラ「そうだったのか・・・良かったでニーか。」
サボ「・・俺は、家には戻らない。」
あんな町になんて、戻りたくない。
サボ「・・・一緒に、住んでもいいか?」
エース「・・・今更だなぁ。当たり前だろ!」
ダダン「Σここはお前ん家じゃねぇんだよ!!勝手に決めるな!!」
エース「姉ちゃんだって、いたらそう言うだろうしな!」
ルフィ「!そういや姉ちゃんが戻ってきてねぇ!!!」
エース「姉ちゃんは大丈夫だ。」
絶対戻って来る。