第1章 強がりなキミ*黒尾 鉄朗
「クロ......ごめっ!?!?」
謝ろうとした私の唇、わクロの唇が塞いだ。
「本当に怒ってないから、謝んな。」
「...ごめん...」
つい誤ってしまうと、苦笑いされてしまった。
「怒ってないけど...ちょっと拗ねてた。」
「............は?」
それは予想外の答え。
「お前が楽しそうにゲームばっかすっから...」
絶対に目線は合わせてくれないけどしっかりと首に回した腕も私達の距離も離れない。
「もしかして、ゲームにやきもち妬いてる?」
少しおかしくなって笑いながら言うと、今度は目線があって睨まれた。
「ごめんね?今度は2人でしようね...!」
「ちょっと待て。」
「ん?」
「ホラゲはもういいから!!」
近距離でそのまま目線が合う。
思わず2人で笑ってしまい、自然と2人の唇の距離はゼロになってー........
結局。
その後もホラーゲームをやる事になったのか、それとも...他の事をしたのかは、2人の秘密。