第17章 帰郷と波乱
ユヅキはサスケを背負うガイと共に病院へと向かい、手当てを受けた
サスケを庇った時に左の肩甲骨が骨折していた
サスケはすぐさま入院となった
ユヅキが手当てを終えてサスケの病室にいくと、サクラが手を握って泣いていた
ユヅキは黙ってサクラの頭を撫でた
サクラ
「ユヅキぃ…。サスケくんが…、サスケくんがぁ…」
ユヅキを見て抱きつきもっと泣き出してしまった
ユヅキ
「大丈夫。今、ナルトくんがすごい人を探しに行ってるから、大丈夫。さ、落ち着いて。」
ユヅキはサクラが泣き止むまでずっと頭を撫で続けた
ユヅキ
「少し席外すね。サクラちゃんも危ないから早く家に帰りなよ?」
サクラ
「うん。でも、もう少しだけここにいるよ。」
サクラの後ろ姿が彼女の心象を大いに語っていた
ユヅキ
(…。サスケのそばにいてあげて…)
ユヅキは病室を出て、カカシの元へと向かった
ユヅキ
(さっき、触れた時には少ししかわからなかったけど、ちゃんとすればやっぱり兄さんの力だってすぐわかる。兄さんのあの術、自力で解けた私になら解けるんじゃ…?これから毎日少しずつ丁寧に解いていこうかな…)
ユヅキはカカシの額に触れ、チャクラを流し込んだ
どれくらいか経ったころナルトが帰還した
医療スペシャリストの綱手を連れて
ナルトに促され、綱手はサスケの元に訪れた
綱手はサスケの術を解くと次はカカシの所に訪れた
カカシの術を解き終わった時、ユヅキはカカシの病室に入ってきた
綱手
「お前か?カカシの術を解こうとしていたのは。」