第15章 中忍選抜第三次試験
二次試験合格者達は予選会場に集められていた
第七班はナルト、ユヅキ、サスケ、サクラの順に並んでいた
そこにはそれぞれの担当上忍、試験官、火影が横並びになっていた
火影が試験の真の目的を話した
戦争の縮図であり、命懸けの戦いであると説いた
それぞれが反応を見せる中、
我愛羅
「何だっていい…。それより早くその命懸けの試験ってヤツの内容を聞かせろ」
その一言で司会は交代となった
ハヤテ
「ここからは審判を仰せつかった、この月光ハヤテから…。皆さんには“第三の試験”前に本選の出場を懸けた予選をやってもらいます…。」
“予選”の言葉に異議を唱える者もいたが、ハヤテの説明により消えた
続けてハヤテは辞退者は申し出るようにと言った
カブト
「あのー、ボクはやめときます。」
手を軽く上げ、穏やかな顔をして言った
ナルト
「か、カブトさん…」
ハヤテ
「木ノ葉の薬師カブトくんですね…、では下がっていいですよ。他に辞退者はいませんか?言い忘れてましたがここからは個人戦ですからね…。自分自身の判断でご自由に手を上げて下さい。」
ナルトはカブトの辞退に納得いかず、カブトに問うが、カブトはこれ以上は無理だと言った
ナルトが落ち込む中、火影とアンコもカブトの経歴を探る
カブトは自身の班員と少し言葉を交わし、ナルト達に笑って手を振って去っていった
サスケ
「⁉︎」
呪印が少し痛むのかサスケは首を押さえた
サクラはサスケに泣いて辞退を迫る
サスケは答えを出した
サスケ
「オレの道を奪うことは許さない…。ナルト、オレはお前とも闘いたい…」
ユヅキ
「大丈夫だよ、サスケならね。」
サクラ
「どうして⁉︎」
ユヅキ
「そのうち痛みも感じなくなるから…。」
サクラ
「…?」
ユヅキ
「心配しなくても大丈夫。さ、笑って笑って。」
ユヅキはサクラに笑顔で言った
ユヅキ
「さてと、ハイ。辞退します。」
ユヅキは手を上げて言った
ナルト・サクラ
「⁉︎」
サスケ
「…。」
ハヤテ
「木ノ葉のうちはユヅキさんですね…。いいですよ。」