第9章 キミは誰と☓☓☓する
「あの…慰めてくれてるんですか?」
聞けば、
「あ゛ん?ぶっ殺すぞ」
怖い顔してみせるけど、…なんでなんですか?
頬、赤くなってます。
後、ね。
ええと、これはやっぱり私が裸だからなんでしょうか。
こんな貧相な体でそうなってくれたなら嬉しいですが…その…。
私の視線に気が付いたのか京谷先輩は今日何度目かの舌打ちをした。
「気にするな生理現象だから」
京谷先輩にしてはやわらかい口調で云われて…
タオルの上からですが、頭をぽんぽんされました。
うわぁ、これがギャップ萌ってやつなんでしょうか?!
「あ、あのっ」
出ていこうとする京谷先輩のジャージの裾をつかむ。
「あ゛?」
「良かったら私、シテも良いですか?」
「……」
京谷先輩が黙ってしまった。
「だ、だめですか?私じゃ…だめですか?」
重ねて云う。
「だ、だめじゃねーけど…」
京谷先輩が引いてる…。
やっぱり私じゃいやなのかな?