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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】
第7章 夜のお茶会
「ああそうだ、もし本気で彼等から逃げたいならこの時期はこの温室に居るといい」
部長は又にこにこと笑う。
「何故です?」
好物の花があるし、先日は及川先輩が入ってきていたのに?
「もうしばらくしたら彼岸花が咲き出すだろう。あれは魔除けの花なんだ。だから奴等はここに近づけなくなる」
部長が云う。
確かに彼岸花が最近芽吹きだしている。
毎年、この温室の周りには沢山咲くらしい。
「分かりました。ありがとうございます、石和部長」
私は可憐を置き、奥に置いてあったカバンをとる。
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