第7章 夜のお茶会
血を吸われるのはともかく、もうそれ以上は関わらないようにしよう。
それでなくてもバレー部の人達は整った顔をしていて女子人気も高い。
あまりお近付きになったらいじめられるかもしれない。
一一特に及川先輩。
三年に限らず人気があるし、他校にすらファンがいるという。
……まあ、今までの私には全く関係ない人だったワケだ。
男子や恋愛、それに絡んだ情愛に興味がないワケじゃない。
でも私は誰かに特別な感情を持ったことがなかった。
恋愛小説を読んでトキメイてみても、それはあくまで登場人物の話であって、自分の身に置き換えたコトはない。