第33章 Friend Date.
「触ってほしい?」
はずんだ国見くんの声に羞恥心が下からのぼってきて顔が熱い。
「触ってほしい」
耳に囁く。
我慢ついでに国見くんの耳をやわらかく咬む。
耳の穴に舌をさし入れペロペロする。
言葉にするのが恥ずかしいから。
すると国見くんがこもったような熱っぽい息をはくのが聞こえて嬉しい。
じれったい…。
「やらしい」
僅かにこちらを向いて国見くんが云う。
「そうだよ?いや?」
私がその頬に口付けて云うと国見くん首を横に振る。
「好き」
やっと手が乳首に触れた。
指がそれをつまみ、ゆるやかに撫でられ体がピクピク震える。