第33章 Friend Date.
そのまま、息ができなくなる程口をくっつける。
キス、なんてキレイなものではなく、本当に互いの存在を確かめ合うように粘膜を舐めて吸って熱を感じて。
「あ、きらくん」
…好き。
「服、脱がせていい?」
聞かれてブレザーを脱いでタイをほどきブラウスの前をひっぱって見せる。
国見くんはもどかしそうに、でもクリスマスプレゼントを開ける子供みたいな顔でボタンをはずしていく。
一一下にはうす水色のスリップに同じ寒色の下着。
ブラウスの前をひろげた国見くんがじっとそれを見ている。
いっぱい私の下着なんか見ているはずなのにいつも何だか国見くんは嬉しそうだ。