第33章 Friend Date.
で。着いた家。
相変わらず親はいません。
鍵で玄関を開けて中へ招く。
「ここが私の部屋ですっ☆」
二階の私の部屋を国見くんに見せる。
ライティングデスクとベッド。後はクローゼットに本棚くらいの別段変わった内装ではない。
「どうぞ、座ってて。お茶いれてきます」
国見くんを室内に押し入れ私は階下のキッチンに向かう。
な、何でかな?
ドキドキするし、部屋を見せるのも後ろめたいようないけない事をしているような罪悪感みたいな気持ちで胸が苦しい。
マグを二つ出して紅茶のティーバッグを出してお湯を注ぐ。
で、それが出るまで…。