第17章 弱虫サンドリヨン
一一て、いうか。
薄いグリーンて…バレー部のジャージのラインの色みたい。
「買ってやる」
私が首をかしげて悩んでいる内に岩泉先輩が歩きだしてしまった。
あわわわ、悪いですぅっ。
でも目上の方がくださるっていうのを断るのも良くないよね。
ナンテ慌てていると岩泉先輩はレジにたどり着いてしまいました!
戻ってきた岩泉先輩。
「んっ」
簡易包装のそれは飾り気もなくて何か、
……嬉しい。
「ありがとうございます」
受け取る。
「座るか」
フロアの隅のベンチをさされ、私は頷いて着いていく。