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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第16章 トワイライトカノン


「岩泉先輩」
呼べば、唇が離れる。

「この後時間あるか?」
「…?…大丈夫です」
どうせお父さんもお母さんも帰りは遅い。
門限にもうるさくないし、連絡がきたら返せばいいし。

私は岩泉先輩と手をつないだまま歩きだした。
今度は引っ張るんじゃなくて私に歩幅を合わせてゆっくり歩いてくれている。

何だか気まずくて私は口を開けない。
やっぱり変われないのかな、私は。
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