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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第3章 花嫁のお仕事!


という事があって。

翌日、私は放課後の温室でうなだれていた。
目の前には私の大切なこんにゃく芋の可憐ちゃん。

「可憐ちゃん、どぉしよ。私すごい大変な約束しちゃったんじゃないかな?」
でも私は可憐ちゃんの開花を見るまで死ねない!
入部した時に部長がくれた大事な大事な可憐ちゃんの花を咲かせ実を結ばせるのがもっかの私の目標だ。

温室はただの硝子温室だが、無いよりマシだし、冬に弱い植物を雪風から守ってくれる大事な場所だ。

「や、木原さん!」
振り向けば部長が温室の入口に立っていた。

「ルチィアーノちゃんに水やっときましたよ」
私が云うと部長はニコニコと笑う。

「アーン、今日も綺麗だよ、ルチィアーノちゃんんん!早く温度管理の出来る新しい温室が出来たら良いねー。君が一日でも多く花開いてくれるのが私の幸なのだよぅ!」
真っ赤な大輪の花に口付けかき口説く部長
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