• テキストサイズ

【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第14章 リミットドール


「ねぇ、俺は?!」
いきなり揺さぶられて私は後頭部をゴツンッとベンチにぶつけた。

「なんですかぁ、おいかー先輩」
私をベンチに再び押し倒したのは及川先輩だ。
目が血走っている。

「俺!俺は?!」
がしがし肩を持って揺すられる。

「あーっ…っと、それは…」
私はいい淀む。
でも、
一一私はもう何も怖くない。

「大好き、です」
口を一回ブラウスの袖でぬぐい及川先輩の頬にキスを投げる。

「好き、好きです、恥ずかしいくらい好き」
素直に云えなかったけど今なら云える。

「及川先輩はかっこいいです、大好き」
私の言葉に及川先輩はぽーっと赤くなっていく。
/ 563ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp