第14章 リミットドール
「ッ、…はぁ、久しぶりに真剣に邪視使ったら疲れた…」
ため息をつく花巻先輩の首に足をまわす。
ブラウスとブラトップだけという姿の私がそんなかっこうをしたら丸見えだ。
色々。
「じゃあ、吸いますか?」
きゅっと足首をクロスさせて花巻先輩を招く。
前からももの血管から吸ってみたいって云われてたしね。
「え…木原ちゃん?え、いいの?」
私が足で誘惑するように襟足を撫でれば花巻先輩は嬉しそうに笑う。
「はい、花巻先輩のシタイコトしてほしいです」
ダメ押しに笑う。
今までならこんなコト云えなかった。
でも今はすごく頭がすっきりして悩むのがバカみたいな気がしたのだ。
何ていうか、ソラモトベルハズ?的な?
「疲れさせてしまったのは私ですから、私でできるコトなら何でもさせて下さい」
私の言葉に花巻先輩が足をなでてくる。
間接キスがいやだからって話だったけど、この人足フェチなのかな?!