第13章 個人レッスンは甘い罠?
そして放課後。
「ま、松川先輩の嘘つきぃっ!」
私は叫んだ。
やってきた部室にはいつものメンバーがそろっていたからだ。
「つむぎちゃんの初タンポンとか見ないわけないよねぇ、岩ちゃん?」
「そりゃなぁ」
ちょ!阿吽!まじ阿吽!
「内緒にするなんて云ってないけど?」
松川先輩は飄々としたものだ。
確かに内緒にするって云わなかったけどっ!
「今日はつむぎちゃんはグレーの」
「わああああ!」
急いで国見くんの口を手でふさぐ。
「ふーん」
花巻先輩がにやにや笑う。
「今日は絶対脱ぎませんからね!」
私は叫ぶ。
脱ぐとしたって見せないし!