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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第10章 リトルディト


私達は別れる。
「何飛雄と仲良くしてるわけ?襲われかけたのに」
「実際には襲われてないので」
じゅうっと野菜ジュースを飲みながら及川先輩を見上げると彼はうっとつまった。

あなたは襲いましたもんね。

取り敢えず及川先輩は家まで送ってくれた。
何事もなく。

「あの。大したお構いも出来ませんがお茶でも…」
私が云うと、ぽん、と私の頭をたたき及川先輩は笑う。

「いいよ。それよりゆっくり休んでね、はーなーよーめーさんっ♪」
楽しそうに及川先輩は云い私を撫でた。

「気持ち悪いです」
「つむぎはほんと正直だよね!」

私達は笑いあった。
やっぱり何かいけすかないけど…及川先輩って悪い人じゃないんだな。

ナンテ思い直した一日でした。
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