第6章 小学6年
「雅~!」
振り向くと、そこには
「孝支、どうしたの?」
「あっ、いや写真撮ろうと思って。卒業した記念に‼」
そう今日は、卒業式だったんです。
ちなみに卒業式には先生が来ました。
「……それより雅、体大丈夫か?さっき後ろから見てたけど、咳してたべ」
「あー、うん。この頃少しでるんだよねぇ」
「気を付けるべ」
やっぱりなんか孝支って
「母親みたいだよねぇ」
「えっ」
みたいな会話をして孝支と別れた。
車に乗り込む。
「げほっ、げほっ」
……やっぱ最近、咳がつらいわぁ
征にはなくてよかった。
僕は苦しさから逃げるため目を閉じた。